共同求人活動
共同求人活動は単なる企業の採用活動ではありません。同友会で学び、採用活動を通して自社の存在意義を見直し、
より若者から選ばれる、地域にあてにされる魅力ある企業へと成長することが目的です。
企業にとって厳しい採用状況ではありますが、大学、高校との連携で「社員を大切にする」企業の魅力を、直接学生に伝えてまいります。
共同求人活動の歴史
1972年 合同で会員企業の採用情報など新聞に掲載し情報発信を始めました。初年度は4回の広告掲載で延べ90社が参加し、 84名が応募しています。1974年には20社の掲載でガイドブックの発行が始まり、学校訪問に活用されました。1975年からは合同企業説明会が開始され、 ピーク時の1986年には4回開催し延べで企業が375社、7927名が参加しています。
2018年頃から求人状況が大きく変化しまた2020年からの新型コロナウィルスの蔓延などで、集合型の合同企業説明会から、 学内説明会、大学教職員との連携、求人誌の発行などの個別対応に変わってきています。
共同求人活動
- 同友会の求人活動は中小企業が日本経済の中心的な担い手として、その社会的責務を果たすために必要な人材を発見し、育成するための活動です。
- 中小企業は、地域的な支えなしには存続できません。しかも、経営者も従業員も地域の住民として生活しています。 従って、人間としての育ちあいの関係を地域に依拠してすすめなければならないとする、謙虚な考えに立つ活動です。
- 若者たちに、感動のある暮らしを保障し、人間として生きるよろこびを与えられる企業づくりをめざす活動です。
- 就職ということの意味を広く、深く、具体的に若者たちに理解してもらい、同友会に加盟する経営者とともに働く歴史的な意義を伝えていく活動です。
- 学生、親、教師たちとともに、学ぶとは、働くとは、人間の暮らしとは、という人間にとって重要な命題を粘り強く科学的に、人間の尊厳にかけて追求する活動です。
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魅力ある企業つくり
選ばれる企業になるための学習会
社員が生きがい、働き甲斐を感じお客様から信頼を得て企業も発展していく。 そのような魅力ある会社を作るために、経営者が自社の存在意義を見直し、企業を変革していくために全国の経営実践から学びます
新卒採用ノウハウ学習会
新卒を採用するための「今日の採用情勢、オンラインを生かした選考、動画やHPによる自社の魅力発信、 インターンシップの受け入れと採用、内定辞退対策」など各社の具体的な採用の経験から学びます
- 【各支部】
- 全道10支部では、全道会員経営者の実践事例を中心に支部例会で報告しています。 南空知支部、オホーツク支部、しりべし・小樽支部、西胆振支部では「人手不足の中での人材確保と定着」等のテーマで支部例会を開催しています。
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大学・高校等々の関係づくり
キャリア教育支援
大学の授業などに会員経営者を派遣し働くことの意味や各業種の経営戦略、働く環境などを伝えています。
(道内6大学1短大に年間67名 2023年度)各大学の教職員との懇談会
各大学の教職員と学生の就職意識、企業の採用やインターンシップ、働く環境など受け入れ状況、 離職防止など「学生の幸せな就職先」になるようざっくばらんに情報交換します。個別大学とも開催しています。
担当者を決めての大学訪問
北海道同友会札幌支部共同求人委員会では、担当者を決めて大学14校に17名が定期的に訪問し、 学生の就職意識などを把握しつつ学内セミナー、講師派遣、学生との懇談会等の打ち合わせを行っています。
全道の大学も同友会メンバーとして各種研修会に参加
全道19の大学・短大がメンバーとして同友会のセミナーや研修会に参加しています。 北海道同友会の会合の場が大学教職員とのプラットホームの役割を果たしています
- 【各支部】
- とかち支部、オホーツク支部、しりべし小樽支部、西胆振支部、道北あさひかわ支部、くしろ支部、 苫小牧支部が高等教職員の懇談会、高校教員を報告者として迎えての研修会など各支部で独自の取り組みを行っています。
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内定後のフォローアップ活動
就職内定後のフォローアップ活動
内定後は学生も社会人生活に向けて不安になる時期でもあります。例年12月から1月にかけて内定者、 各企業担当者を集めて同期入社の紹介、コミュニケーション研修を通じてスムーズな入社をサポートしています
合同入社式
毎年、新入社員の門出を祝おうと、合同で入社式を開催しています。北海道本部や各支部で一斉に開催しています。 (136社、265名が参加しています。2023年度各支部合計)
- 【各支部】
- 道北あさひかわ支部、函館支部、とかち支部、くしろ支部、オホーツク支部などで一斉に合同入社式が開催され、新入社員の社会人としての門出を祝っています。