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同友会は、中小企業の繁栄と、そこで働く全ての人の幸せを願い、地域社会の発展のために活動しています。

【54号巻頭言】企業と地域の深耕を

北海道中小企業家同友会 代表理事  守 和彦 ((株)ダテハキ 代表取締役)

 

 昨年も新しい地区会が誕生しました。5月30日、釧路支部の3番目の地区会として発会した摩周地区会です。釧路支部は、厳しい時代だからこそ企業と地域を良くするために学ぼうと釧路市内の他、厚岸地区会、白糠地区会そして摩周地区会と周辺にも意欲的に同友の輪を広げています。

 

地域の未来を私たちの手で

 

 2005年10月21日、22日の2日間、道東の帯広で第24回全道経営者「共育」研究集会が開かれました。元気な十勝に485名が集い、「とかちプラザ」という公共施設を使った手づくりの設営に感謝しながら、熱心に学び合いました。


 「十勝経済」をテーマに、麻田信二副知事にもパネラーとして参加していただいた第16分科会、高野祐次産業経済課長を講師に、中小企業施策の先進地東京都墨田区の事例を学んだ第11分科会など、地方行政を担う人々と学び合う分科会を設けたのも、今回の特徴です。特に、私が参加した第11分科会には、墨田区のまちづくりを学ぼうと、小樽市、帯広市、清水町の幹部職員も参加され、また、会員市町村議員も入って胸襟を開いて率直な意見交換ができました。これを機会に相互理解が1層深まり、新しい連携が始まる予感がいたします。懇親会は、4人の歴代帯広支部長の他、麻田信二副知事、砂川敏文帯広市長をはじめ各界から多数の来賓がお越しになるなど、帯広支部の実力と期待の大きさを示すものでした。また、料理も会員が生産した農産物を活かし、生産者の顔が見える工夫もされていて、さすがに農業王国十勝でした。


 2日目は、田中信吾兵庫同友会代表理事(日本ジャバラ工業㈱社長)の記念講演です。阪神・淡路大震災から見事に復興してこられただけに、迫力と気迫が違います。「時代の流れは、スピードの速い企業づくりを求めている」との言葉から、並々ならぬ決意が伝わり、自社にあてはめてさらなる意欲をわかせたものと思います。

 

文化を担い、文化を創る中小企業

 

 駒澤大学教授の吉田敬一先生は、昨年12月2日の札幌支部例会で「文明に先進、後進があっても文化に優劣はない。地域の特性や文化を反映した生活必需品を担う文化型産業が中小企業。地域振興は地域深耕から」と強調されていました。ここに、これからの中小企業経営と地域活性化の真髄があるように思います。地域の文化を担い、地域の文化を創る中小企業とは何かを問い、地域の潜在的な力を掘り起こすことによって、中小企業振興条例・中小企業憲章づくりへと繋ぐ年にしたいものです。