気流

2022年06月15日

　中小企業でも仕事と家庭生活へのサポートが求められています。北見市では誰もが働きやすい職場環境づくりなどに積極的に取り組んでいる企業を「きたみワーク・ライフ・バランス認定事業所」として認定し、市内企業の成長、発展に繋げ、男女共同参画社会の形成を促進する企業を推進しています。

　認定事業所の申請には「子育て・介護を両立できる職場環境づくり」「従業員の健康づくりの取組」など4つの分類があり、全部で56項目のチェックシートに記入していきます。認定は取組状況に応じて、第1ステージから第3ステージまで3段階で、一定の基準を満たさなければ認定されません。

　同友会事務局も育児・介護など家庭を両立しながら働く事務局員が増えています。オホーツク事務所は2020年より「きたみワーク・ライフ・バランスの認定事業所制度」に申請しており、2期目である今期は第2ステージに認定されました。チェックシートを記入するにあたり、就業規則や社内制度など職場環境を精査するため局内で課題を共有。事務局員が業務上で能力を発揮しやすい環境にあるか、魅力ある職場環境とは何かを考える機会になりました。

　22年4月より育児・介護休業法が改正されました。また、働きやすい職場環境づくりは優秀な人材の確保・育成・定着につながるなどのメリットがあります。「人間尊重経営」の実践と労使関係づくりがこれまで以上に求められています。