【我が社の自慢 56】富樫政雄商店(札幌市)
2022年05月15日
我が社の自慢は、頑丈な「鳥羽式削り節機械」です。50年前の祖父の代に、大阪の中陽商店という社員2名の町工場から購入しました。
2年に1回、調子を見に来てくれますが、今まで大きな故障もなく稼働しています。削り節機械に組み込まれている鰹節を削る鉋(かんな)は2週間に1回、愛媛県の会社に送って研いでもらっています。
この機械はボルトの1本に到るまで全て職人の手造りで、工具店では部品を販売していません。50年も使い込めば愛着も湧きます。
我が社は1947年に創業し、私は3代目です。お客さんは寿司屋、居酒屋、蕎麦屋、うどん屋、ホテルなど300軒程です。鰹節の原料は静岡県から仕入れています。お客さんから注文を受けると、その日のうちに削って届けるようにしています。長年この場所で商売していますので、近所の人も時々買いに来てくれます。
今年の3月に当社の商品が「全国水産加工たべもの展」の大阪府知事賞を受賞しました。大変名誉なことです。これも毎日働いてくれる「鳥羽式削り節機械」のおかげです。
頑丈な機械を作って50年も面倒を見てくれる中陽商店に感謝しています。ありがとうございます。
創業=1947年。会員=社長補佐・富樫悠平、事業内容=鰹節製造販売、社員数=5名 |