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問われる進化と真価 サンマルコ食品 藤井 幸大専務が報告/札幌支部

2022年03月15日

経営戦略を語る藤井専務

 

 札幌支部は29日に連続企画「第13回コロナ時代の経営戦略」を開催し、67名がオンラインで参加。サンマルコ食品の藤井幸大専務が「進化問われる今、自らの真価を考える」をテーマに報告しました。

 

 2010年に同社に入社した藤井氏は、12年に日本コロッケ協会を設立し会長に就任。メディアの取材や地域おこしを通して、コロッケの素晴らしさを全国に広めてきました。そして、コロナ禍で自社の売り上げが減少したもとで、「なぜ北海道で食に関する事業をしているのか」と事業の意義を問い直し、今だからこそ事業の軸を固め、新たな企業価値を見出していこうと方針を打ち出しました。

 

 具体的には①コロッケ及び冷凍食品の製造販売②コロッケ専門店の展開③メディカルフード事業という3つの事業に力を入れ、道産食材の価値の伝承や、食を通した健康の実現に取り組んでいます。今後メディカルフード事業は糖尿病患者に向けてスタートして、食品メーカーの強みを生かし、「おいしい健康食品」の幅広い提供を目指します。

 

 最後に「コロナ禍で大変だったが、自社の真の価値を考えることが出来た。今後も進化し続けながら、北海道の食の素晴らしさを届けたい」と抱負を語りました。