第一生命経済研究所の永濱氏が講演 コロナをチャンスに/オホーツク支部
2022年02月15日
オホーツク支部は1月19日、北見市内のホテル黒部で新年交礼会を開催しました。オンラインを含め57名が参加。新春講演会では、第一生命経済研究所経済調査部の永濱利廣主席エコノミストが「中小企業が備えるべきアフターコロナ~コロナをチャンスに変えるために必要なこと~」をテーマに、日本の2022年経済見通しや本格的な景気回復に立ちはだかる諸課題などについて報告しました。
永濱氏はコロナ禍で日本の景気回復が海外と比べて遅れている要因として、政府の対応や医療提供体制が異なることを指摘。「感染者数で見ると、日本よりも海外の方が圧倒的に多いが、日本は21年の半分以上、行動制限が発出された。海外は行動制限がほとんど出されておらず、これは国民性の違いもある」と説きました。
また、22年1―3月の日本経済は厳しい状況が続くと予測。永濱氏は「希望的観測だが、新型コロナウイルスのオミクロン株がデルタ株に比べ収束が早まれば、春ごろから日本経済、オホーツク経済も回復に向かうのではないか」との見通しを示しました。