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危機感バネに業態変革 12月例会で富岡氏が報告/とかち支部

2022年02月15日

自社の業態変革について語る富岡社長

 

 とかち支部は1214日、12月例会を開催し59名が参加。「来るべき未来を見つめた業態変革~3代目の苦労と挑戦~」をテーマに、ハッピーツリーの富岡裕喜社長が報告しました。

 

 同社は、1950年に中標津町で創業。とみおかクリーニングとして中標津、旭川、札幌に展開。富岡社長は3代目経営者です。

 

 社長に就任してまもなく、クリーニング業界の厳しい現実に直面します。市場規模はピーク時の半分、こだわりが伝わらず安売り店に市場を奪われていました。

 

 そこで、改めてクリーニングの意味を問い直し、「何者なのか」「何を目指すのか」「誰に好かれたいのか」「どんな見栄えであるべきか」と4つの自問をします。その結果、「世界一かわいくて、イノベイティブなクリーニング店」を目指すことにしました。衣類を洗うだけでなく、衣類と暮らしにかかわる提案ができる店。肌や衣類に優しく、地球に優しいクリーニング店です。需要の高い家庭洗濯に注目し、オリジナル洗濯洗剤の販売や「クリーニング店が選ぶ快適雑貨」のコンセプトで、雑貨店の運営も行っています。

 

 さらに、これからの目標として「洗濯の無い世界をつくること、洗濯をエンターテインメント化すること」を挙げます。「労働としての洗濯から解放されてより豊かな時間を過ごせる世界をつくりたい」と富岡社長は語りました。

 

 参加者からは「自分にはない発想がありとても勉強になった」など感想がありました。