新時代を拓く!コロナ対応経営戦略セミナー第3弾/くしろ支部南しれとこ・標茶地区会
2021年11月15日
9月29日、くしろ支部南しれとこ・標茶両地区会がコロナ対応経営戦略セミナーを中標津で共催。「古きを守り、新たな風を吹かせる!新時代を拓く経営者」をテーマに竹下牧場・竹下耕介社長(中標津)、サトケン・佐藤紀寿社長(標茶)が報告しました。
はじめに竹下氏が「23歳で経営を引き継ぎ、牛と新しい関係を築く入り口として、2018年にゲストハウスushiyado(ウシヤド)、19年にチーズ工房をスタート。しかし、宿利用は前年比半減。酪農も乳価が下がり、和牛も暴落した」とコロナ禍の影響を報告。
佐藤氏は「04年に先代が急逝し32歳で社長に就任。建設・不動産以外にも、ビジネスホテルや家具雑貨販売などを展開しているが、コロナはウッドショックという供給制約を招いた」と述べました。
報告後の討論は、リサイエ・山川優貴社長(中標津)が進行し、コロナ後の戦略を意見交換。「ushiyadoを人が集い、業界や地域について語り合えるプラットホームにしたい。牛を軸に2050年に向けカーボンニュートラルな牧場を目指す」、「コンテナハウスを活用したワーケーションや、自然に恵まれた安価な土地の提供を模索中。都会と田舎を繋ぎ、人々の新しい日常の創造を提案していきたい」と新時代を見据え語りました。