経営指針の意義考察 しりべし小樽支部 石井伸和氏が講演
2018年06月15日
しりべし・小樽支部は5月24日、支部5月例会を30人の参加で開催。石井印刷の石井伸和社長が「『志」』の企業経営・まちづくり~経営指針を我流で紐解く~」と題して、経営指針を中心に自身の経営実践、まちづくり運動について報告しました。
石井氏は、大学卒業後に小樽に戻ってきた1978年以来、小樽運河保存運動をはじめ小樽塾など数々の小樽まちづくり活動に積極的に参加してきました。
これらの活動に携わることでネットワークが広がり、新たなビジネスチャンスを獲得するなど学びながら運動してきた事例を紹介。「何代目だとしても自分が創業者だと思って経営することで、志を持って創造的な仕事をすることができる。経営理念は自らの志」と経営者としての心構えを語りました。
また、まちづくりについては「行政、中小企業、そしてコミュニティービジネスの連携によって、地域経済を自立させることが大切。人口減少など課題が山積する今だからこそ志を持って経営、運動を展開していく必要がある」とまちづくり運動の核となる理念の重要性を強調しました。
講演後のグループ討論ではそれぞれが記入した「経営理念検討シート」について意見を出し合い、経営指針の意義について考えました。