コロナと経済の動向学ぶ　日銀と金融懇談会／とかち支部経営労務委員会

2021年08月15日

　とかち支部経営労務委員会は7月7日、金融懇談会をZoom併用で開催し、15名が参加しました。日本銀行帯広事務所の田原謙一郎所長が報告し、懇談しました。

　田原氏は、日銀短観など最新データを駆使して、海外・日本経済の動向、新型コロナウイルスの影響、そして道東・十勝の経済の動きについて報告。「個人消費は秋から回復」「外需は上振れする」「原材料はコスト高」の3点の要因を説明し、「観光産業の比率が高い北海道経済は、道外に比べて回復が遅れる」との予測も示しました。さらに十勝地域の企業については、「農業が基幹産業となっているため、肌感覚としては元気な感触」といいます。農業、食品分野を中心に底堅く、コロナワクチン接種の拡がりなどで対面サービス消費も持ち直してくると展望しました。

　参加者からは「データを読み解く分析力など日々勉強する必要性を改めて感じた」と感想がありました。