ＤＸで業態変革に挑戦　循環型の地域創造も／とかち支部

2021年06月15日

　とかち支部は4月23日、とかち館で第47回定時総会を開き、オンラインを含め126名が参加しました。コロナの影響で激変する経営環境を転機と捉え、ＳＤＧｓに基づいた企業価値向上、ＤＸによる業態変革への挑戦などを重点方針に掲げた、2021年度活動方針案を承認しました。

　21年度活動方針のスローガンは「コロナ危機を乗り越え、循環型の地域を創造しよう」。高原淳支部長は「コロナ危機は地域の危機。乗り越えるためには経済循環を高める必要がある」と指摘したほか、重点方針については「大企業も中小企業も関係なくＳＤＧｓとＤＸが重要」と述べ、「世界の変化を見据えて自分の会社のかじ取りと地域の創造に努力しなければ」と説明しました。

　このほか、経営指針の成文化と見直しによる企業力強化や、地域経済循環でバランスの取れた十勝の発展を目指すこと、1000名会員を見据え充実した支部をつくることなどを重点方針に盛り込みました。

　総会後には、浜中町農業協同組合会長理事の石橋榮紀氏が、「異端の正統～農協も地域に根差す中小企業　常識にとらわれない地域を巻き込む成長戦略～」をテーマに記念講演しました。