【我が社の自慢 48】樽石(小樽市)
2021年05月15日
会社見守る石炭はシンボル
わが社の自慢は、長く会社を見守ってきた直径が最長で110㎝、高さ80㎝の大きな石炭の塊です。このサイズは珍しく、採掘後には近くの神社に祀られ、地域の祭りで担がれていたこともあるそうです。炭鉱街の変遷とともに小樽に運ばれ、石炭の販売業を営んでいた当社が保管することになりました。以来、現社屋に建て替える以前から自社1階ホールで展示しています。以前は新年に正月飾りを供えるなど、当社の歴史を長く見守ってきたシンボルとも言える存在です。
創業当時に主力商品だった石炭は石油へと変わり、今後も脱炭素化でエネルギー需要の変化は避けられません。しかし、例えば車の主要燃料がガソリンから変わっても「移動手段の」需要はなくなりません。そこに商機があると考えています。これまでも当社は、1960年代に石油の普及に合わせてホームヒーテング事業部を設立するなど、時代の変化に対応して事業を存続発展させてきました。2027年には創業80周年を迎えます。これからも「ライフエネルギー」を提供しながら時代に合わせた商品開発を行い、サービスの質を向上させ、地域に密着して顧客から求められる企業であり続けたいと考えています。
▽設立=1947年、会員=代表取締役社長・上参郷光祐、事業内容=石油製品卸小売業、社員数=60名 |