【我が社の自慢 44】大雪地ビール館(旭川市)
2021年01月15日
熟練の技で新しい味に
我が社の自慢は、道産原料にこだわった地ビールと、その醸造を手掛ける醸造者たちです。
1994年の酒税法改正で規制緩和され、地域活性化を目指し全国で地ビール会社が誕生しました。道北あさひかわ支部「イコール倶楽部カムイ」の活動から、96年に創業したのが当社です。明治から旭川の物流を支えてきた赤レンガ倉庫群の一角にブルワリーはあり、倉庫では様々なイベントも開かれています。
他のブルワリーではあまり例がありませんが、当社は原料の一部に道産麦芽を使用しています。創業当時、他社に先駆け道産大麦の精麦に取り組みましたが、製品化が難しく、閑散期の冬場に数日かけ24時間体制で浸麦から引き上げ乾燥を繰り返し、最後に大型の乾燥機に通すまでを全て手作業で行い、ようやく製品化したものです。
当社の4名の醸造者は、試行錯誤を重ね未知の分野に挑み、熟練の技術と深い知識で本来のビアスタイルを基本に新たなレシピ作りを進めてきました。今では様々な副原料を使用したPB商品の開発も受託するまでになりました。もちろんフードメニューも地場産にこだわっています。
彼らは伝統を受け継ぎ新しい味づくりに挑戦する、当社になくてはならないスタッフたちです。これからも地域の皆様に愛される大雪地ビール館を目指します。