011-702-3411

営業時間:月~金 9:00~18:00

同友会は、中小企業の繁栄と、そこで働く全ての人の幸せを願い、地域社会の発展のために活動しています。

コロナ長期化に備えて 中同協会長が談話 事業継続など4項目を提起

2020年06月15日

 

中小企業家同友会全国協議会(中同協)は519日、新型コロナウイルスに関する広浜泰久会長の談話を発表しました。この問題に関する会長談話は3度目。コロナ問題の長期化に備えて、改めて全国の会員に訴えたものです。

 

 


 

1、事業の継続に全力を尽くそう

 

 深刻さを増す危機の中で、あらためて事業継続のために手を尽くしましょう。

 

 (1)支援施策も活用し徹底した資金手当てをし、(2)社員の雇用と健康を守り、(3)社内での正確な現状認識の共有と対策を実践し、(4)会員間ネットワークを活用・強化するとともに、(5)一人で悩まず同友会に相談し知恵を出し合いましょう。

 

2、経済・社会の変化に備えよう

 

 感染症対策による事業活動・社会活動の制限や変化は、事業のあり方に転機をもたらそうとしています。この転機を新たなビジネスチャンスにつなげるために、自社の強みを再確認し、事業領域や社内体制の抜本的見直し、連携の強化・促進など、企業変革の機会にしましょう。

 

3、活動する同友会の姿を会内外に示そう

 

 39県での緊急事態宣言の解除により、地域ごとに事業活動・社会活動の制限が緩和されていきます。同友会活動も各地域の条件に合致させ、会員一人ひとりに声をかけ、企業と雇用・地域を守る取り組みを広げ、事業活動の再興・強化を支えることにより、中小企業憲章にあるように「社会の主役」として役割を果たしましょう。

 

4、一人ひとりが生き生きと輝く社会にしよう

 感染症問題の危機に直面し、人権や人間性をないがしろにするような行動の問題も報じられています。しかし、市民一人ひとりがかけがえのない存在であり、社会的に支え合わねばなりません。私たちは今、地域に生きる経営者としての姿勢と存在意義が問われています。自社における「人を生かす経営」を貫き通し、地域の絆を紡ぐリーダーとして、その考え方を社会に広めましょう。

 

           以上

 

2020519

中小企業家同友会全国協議会会長 広浜泰久