競馬場の厩肥からきのこ、小麦栽培 パンやラーメン4種類を製品化
2020年06月15日
「ばん馬toきのこto小麦の環」協議会(三浦尚史代表)は、資源循環型プロジェクトに取り組んでいます。
プロジェクトは、2015年から取り組みがスタート。ばんえい競馬場から出た厩肥をマッシュルームの培地にし、収穫後の廃培地を小麦の栽培に活用、小麦を製粉すると共に藁は競馬場で厩舎の敷き藁として使用されます。低環境負荷だけでなく、厩肥が堆肥として優秀と分かり、化学肥料の使用割合を下げつつ美味しい小麦の生産につながっています。17年より協議会が発足。広く活動を知ってもらう目的で製品化に取り組んでいます。
協議会はばんえい十勝、満寿屋商店、鎌田きのこ、アグリシステム、三浦農場の5社で構成。うち4社がとかち支部会員です。現在までにうまっしゅパンやラーメン等4種類を製品化し、今年3月に第4弾となる「うまっしゅパスタ」を発売しました。生地にはプロジェクトで育てた「キタノカオリ」を使用し、そこに微粉末にしたマッシュルームを練り込むことで豊かな香りともちもち感が楽しめます。
十勝管内の満寿屋商店6店舗で購入可能。今後さらに販路拡大しつつ、一層の地域資源循環に取り組んでいきます。問い合わせは三浦農場、電話0155(32)4022まで。