土屋公三氏招き　経営原動力聞く／くしろ支部

2019年11月15日

　くしろ支部は９月２５日に北海道同友会創立５０周年記念企画として、支部例会を釧路プリンスホテルで開催。土屋ホールディングス創業者で会長の土屋公三氏を迎え、７６人が参加しました。

　土屋氏は不動産仲介業を創業し、１９７４年に同友会に入会。取得したアパートが欠陥建築だった体験から、高品質な住宅の提供を使命と感じ、建築業界に進出しました。北海道を代表するハウスメーカーに育て上げ、グループ２社を上場。その原動力は、社員が豊かな人生を送るための目標を、自ら持つように育てる仕組みであると語りました。

　「自分が資格を持たなかったからこそ、社員が専門家集団となるように社員教育を重視してきた」と、自身が開発した３ＫＭプログラムの取り組みなどを紹介。働き方改革にも触れ、「自由な時間が増える一方、手取りは減る。浮いた残業代は、社員が自ら将来への投資に向けるよう、成果として還元していこう」と提起しました。

　講演を聞き当日入会を決めたゲストもおり、１１月２２日に向けて、会員同士の連帯を高める機会となりました。