外国人労働者の現状学ぶ/西胆振支部
2019年11月15日
西胆振支部は9月25日、苫小牧駒澤大学講師の廣野達也氏を迎え、日本における外国人労働者の現状を学ぶ9月例会を開催しました。
ことし4月に出入国在留管理庁が設置され、新たな外国人材の受け入れが加速しています。一定の専門性や技能を習得し即戦力となる「特定技能」の在留資格(通算5年)を持った外国人労働者が、今後大きく伸びることが予想されます。介護などの14分野で業務に従事しますが、特に熟練度の高い「特定技能2号」に該当する、いわば能力のある人は家族の帯同が可能となり、国は移民政策を認めた形となりました。
北海道には、4342事業所に2万1026人の外国人労働者が雇用されており(2018年10月時点)、製造業27・5%、卸・小売業12・7%で約4割を占めています。外国人の雇用を通して共生社会の実現をめざし、選ばれる地域、選ばれる企業になることの重要性を廣野氏は強調しました。