気流
2019年10月15日
もしあなたが30代であったとしても、60代だったとしても、あまり変わりはありません。実は私たちには時間がないのです。残りの人生が50年であろうと、90年であろうと、悠久の歴史の中にあってはそう違いはありません。いつかと思っていると、そのいつかは永遠に来ないことも経験済みです。やりたいこと、自分がやるべきだと思っていることは、やりましょう。
10月から長いブランクを経て、西胆振支部の経営指針研究会が再出発します。準備段階で二つの点を重視しました。一つは実践報告による学び合い、二つ目は持続可能な研究会活動の仕組みづくりです。全11講の新カリキュラムは、前半で経営指針の成文化に取り組み、後半では実践報告を積み重ねながら、最終的に経営指針をまとめ上げます。成文化に1年をかけるじっくり型も魅力的ですが、この方法を選択しました。
経営指針の浸透が進まない、社員とのギャップに心が折れたという話はよく聞きます。せっかく作った経営指針を、机の中にそっと仕舞い込む経営者を作らないために、実践での切磋琢磨は貴重な経験となります。
実際に行動する=実践。何を言ったかではなく、何を行動したか。社員と共によい会社をつくる道程は平たんではありません。でも経営者は一人ではない。「孤独な経営者をつくらない」と、まだ小さかった同友会に入会を訴えた先輩会員の眼力は確かでした。そして見事に51段目の階段を上ります。