函館支部7月例会 セコマの丸谷社長が講演
2019年09月15日
地域にこだわる経営学ぶ
7月23日、函館国際ホテルを会場に、函館支部7月例会が北海道同友会50周年事業として開催されました。テーマは「地域にこだわる!セイコーマートの経営戦略!」。講師にはセコマの社長、丸谷智保氏を迎え、170余名の参加となりました。
セコマは、生産から加工、物流・販売と川上から川下に流れる一貫した体制を築いています。道内自治体の97%に出店しており、まさに道民に密着したコンビニエンスストアとして支持されています。広範囲に出店していることによって、地域の産品を掘り起こすことが可能です。ヒット商品である北海道メロンソフトは、あるメロン生産者から規格外品の扱いについて相談されて生まれました。
また、道内には店舗が撤退し、買い物ができなくなった地域が数多くあります。ある人口900人高齢化率40%の地域への出店は、地域住民そして行政との連携が後押しとなって実現しました。今では地域のインフラとして機能しています。
丸谷社長は「地域にこだわることで、北海道のマーケットに関して人口減・高齢化等のネガティブな要因に目が行きがちになりますが、実は多様な地域資源があり、新たな価値創造に結び付く。よって地域と共に存続し続けることが大切である」と締めくくり、大いに共感を得た例会となりました。