デザインマインド学ぶ HoPEが8月例会開く
2019年09月15日
8月7日、産学官連携研究会HoPEは8月例会を札幌市内で開催し、会員や関係機関より44人が出席しました。
今回は「デザインマインドについて」がテーマ。講師に札幌市立大学デザイン学部講師の金秀敬氏を迎えました。
金氏は、初めにデザインの定義に基づいたデザインマインドについて解説。デザインとは工学、芸術、そして科学との融合であり、価値を具現化して社会に向けて発信し、社会を変える原動力となりうるものであることを述べました。
その上で、対象とするべきモノや価値の定義を明確化し、誰に、何を、何のために、どのように発信し潜在ニーズを顕在化させていくか、目的とターゲットを明確にすることの重要性とデザインマインドの本質を述べました。
そして、ヒト・コト・モノ間の関係からみたデザインの在り方を提起し、今後のデザイン現場や教育における人材育成に求められる具体例を挙げ、実践的に活用可能なデザインマインドについて明快に語りました。
参加者からは「デザインを通して、マーケティング的視点を持つことが大切であることを学んだ」「デザインの新しい捉え方を考えさせられた」「定義を明確にし『価値を具現化する』デザインマインドの重要性を学んだ」と好評でした。