【新年度戦略】人が磨く生産性と〝脱属人〟木材・木製品製造業/ヨシダ(苫小牧市)
2026年03月15日


当社はトドマツを中心に、北海道産木材の製材・加工を行っています。脱炭素やGXの流れを背景に木材需要は高まっていますが、国産材は山林管理や供給体制、輸送などの面で制約を抱えています。
当社では安定供給のため設備投資を重ね、生産性向上に取り組んできました。しかし木は一本一本性質が異なり、最終的な判断は機械ではなく人の目と経験が欠かせません。新年度はさらなる生産性向上に向けて、現場で働く一人ひとりが考え、判断する力にこれまで以上に軸足を置きます。
具体的には、丸太の品質判断や工程の微調整など小さな判断を若手にも任せています。経験の中から気づきが生まれる場面を意図的に増やし、試行錯誤しながら自分で考える力を育てています。同友会の社員研修会も積極的に活用しますが、参加して終わりではなく、現場での実践を重視します。
同時に進めたいのが「脱属人」です。特定の人に依存した経営や現場運営では会社は続きません。判断の基準や工程を共有しつつ、最終判断は現場の担当者が行う方向へ少しずつ移し、誰が担当しても同じ品質と対応ができる体制づくりを進めています。
また、年2回の全体会議では年度方針を共有し、グループ討議を通じて自分の言葉で考える場を大切にしています。この「対話の時間」が判断力向上に大きな意味を持つと感じています。
苫小牧には大きな可能性があります。だからこそ企業も人も学び続け、成長しなければなりません。人を生かす経営を実践し、地域とともに前進する企業を目指します。
