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【新年度戦略】正確な検査で暮らしを支える/日東建設(雄武町)

2026年03月15日

叩くだけの手軽な検査装置
久保毅剛社長


当社は1973年に設立した総合建設会社です。加えてコンクリートやボルト・ナット検査装置の開発、製造、販売も行っています。バブル崩壊後の公共事業の減少に伴い新事業を模索していた最中、99年に新幹線のトンネルでコンクリートの一部が崩落する事故が発生。高度経済成長期に建設されたコンクリート構造物が寿命を迎え、今後補修の需要が増えると見込み、劣化状態を調べる検査装置の開発に乗り出しました。

 2003年から大学教授と研究を進め、コンクリートの表面をハンマーで叩くだけで圧縮強度を測定し、表面の剥離や劣化度合いも検知する非破壊検査装置コンクリートテスター(CTS)を開発、05年に販売を開始しました。

 コンクリートの検査は、これまで熟練の点検技術者による目視・触診・打音といった『人の感覚による検査』が主流でした。測定精度が低いこと、測定結果に個人差がでることに大きな課題がありましたが、CTSの誕生により、高精度でバラつきのない測定の実現が可能となりました。

 12年の笹子トンネル天井板落下事故を受け、14年にはボルト・ナットの健全性検査装置ボルトテスター(BT)を販売。BTもまた、ボルト・ナットの検査における『人感による検査』からの脱却に大きく寄与しています。

 昨今における点検技術者の減少や世の中のデジタル化の潮流は、従来のアナログ検査から脱却する転機となっており、CTSやBTの活用事例は日に日に増えています。

 更なる普及に向け、今後はSNSによる情報発信に力を入れていきたいと考えています。