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手当見直しで会社を自分事に/オホーツク支部7月例会

2025年08月15日

全社員を主体者にする社風づくりを報告する橋本氏

             吉村・橋本社長が講演


オホーツク支部は7月22日、7月例会を開催し、吉村の橋本久美子社長(東京同友会)が「利益は山分け・手当は廃止。辞めた社員も戻ってくる!進化し続ける吉村の秘密」をテーマに報告。50名が参加しました。

 1932年に橋本氏の祖父が創業した同社は、日本茶のパッケージをはじめとする食品包装資材の企画・製造、販売業をしています。橋本氏は、会社の透明性を高め声を上げやすい環境をつくり社員と対話する中で、仕事の内容や成果で評価されることが納得感を生み、モチベーションにつながっていることに気付きます。

 そして世帯主条項や配偶者手当を廃止し、住宅手当や通勤手当をエリア手当に一本化。経営者の一存ではないことを全社員に丁寧に説明し、異議を申し出た社員には対話を尽くし、想いを共有しました。橋本氏は「全社員を主体者として、やる気と成長を促す。意見が対立した場合は双方が思いを伝えあうなど、全員が納得できる新たな案を共に考えている。自分たちが会社を変えられることを実感してもらう社風づくりを進めてきた」と報告しました。

 参加者からは「社員の自主性を育む意義を実感した。社員と仲間として働けるようコミュニケーションを図りたい」と感想がありました。