共生社会の実現学ぶ 道北あさひかわ支部12月例会
2019年02月15日
道北あさひかわ支部は12月20日、長崎同友会理事で社会福祉法人宮共生会の原田良太理事長を講師に12月例会を開きました。障がい者雇用を軸とする多種多様な事業展開の実践報告に、54人が耳を傾けました。
原田氏は板前などさまざまな職を経て、21歳で父が立ち上げた社会福祉法人の設立準備を始めます。2年後の2002年4月に知的障がい者通所授産施設「わらびの里」を開所し、昼は業務に励みながら、夜は障がいについて勉強する毎日を送ります。
そして、障がい者の人生を支え、心からの「ありがとう」の言葉をもらえる仕事に魅力を感じ、「障がい者の働く場所を多くつくりたい」と強く感じるようになりました。
宮共生会は弁当の製造販売、米や野菜の生産に関わる農福連携事業、世代を超えたコミュニケーションの場となる地域交流の拠点づくりなど、多岐にわたる活動を展開しています。
長崎同友会には09年に入会。異業種での意見交換をはじめ、障がい者と自社の関わり方を真剣に考える委員会で学び、自社で実践してきました。
「利用者の生活を豊かにし、地域の困りごとを解決する活動で共生社会を実現していきたい」と語る原田氏に、参加者から大きな拍手が送られました。