急拡大するカプセルトイ市場に挑む/とかち支部
2025年04月15日

トーシン 宮本達也社長に聞く
当社は1974年に個人事業として創業し、78年にバンダイ特約店となったことで本格的にカプセルトイ事業に参入しました。2012年の大人向けカプセルトイ市場の急拡大や、当社が販売した「北海道フィギュアみやげシリーズ」ヒットの流れを受け、18年に札幌にカプセルトイ専門の実験店舗「#C-pla4丁目プラザ店」を出店しました。現在は全国209店舗(25年3月21日現在)を展開し、今年の年商は210億円を見込んでいます。

カプセルトイ業界はメーカー商品を扱うため差別化が難しく、掛け率競争に巻き込まれ、長時間労働の常態化や収益確保が課題でした。この状況を打破するため、オリジナル商品の企画・開発に着手しました。現在、自社商品は取扱商品の3%程ですが、30年には10%を目指しています。
企業の成長には人の力が欠かせません。全社一丸となる企業づくりのためには「理念の共有」が重要です。そのため、自社の目指す方向性や社会的役割を明確に示し、社員が誇りを持って働ける環境づくりを更に進めていきたいと考えています。
今後は、拡大するマーケットに対応するため株式上場を目指しています。また、社内外への情報発信を強化し、長く働ける企業づくりにも力を入れていきたいです。