【新年度戦略】経営理念の実践で健康経営/陸運・時計台バス(札幌市)
2025年03月15日


当社は1984年から一般貸切旅客自動車運送業を展開し、昨年で40年となりました。当社の経営理念は札幌支部第19期経営指針研究会に社長・専務(当時常務)の2名が同時に参加して、1年かけて作成したものです。経営理念には安全第一、良質のサービス、地域貢献、従業員満足度などを盛り込みました。
作成後、経営理念の浸透と実践が大きな課題となっていました。こうした中、健康経営の考え方が当社の経営理念との親和性がとても高いということに気づき、昨年から取り組むこととしました。健康経営は従業員の健康管理に積極的に取り組むことにより、そのパフォーマンスと満足度を高め、企業の生産性や業績を向上させ、さらには健康寿命を伸ばすことにより社会保障費の縮小にも貢献するといったメリットがあります。具体的には、全従業員には一般検診以外に脳ドックの実施、感染病予防接種。禁煙サポートでは治療費の負担や非喫煙者への賞与の積み増し、スポーツ促進ではジムやヨガ教室費用やマラソン大会参加費補助、長時間労働対応では労働安全衛生法や2024年問題より厳しい内部基準で労働時間を管理、その他食事栄養・睡眠指導も行っています。
今年初めて申請した健康経営優良法人認定2025では全国トップ1000に入るネクストブライトを獲得しました。こうした取り組みが功を奏して、25年度は従業員の定員充足を背景とした高収益の実現と活力ある会社経営に邁進しているところです。