４０周年記念し講演会を開催　西胆振支部

2019年01月15日

　西胆振支部設立４０周年記念講演会が１１月１２日、室蘭市内で開催され、会内外から１０６人が参加しました。

　冒頭、望月一延支部長（望月製麺所社長）は「西胆振支部は４０年前のまさに今日、９２人で設立総会を開き、全道８番目の支部として誕生しました」と述べ、さらに「荒波の中で、先輩経営者たちは『よい会社をつくろう』『よい経営者になろう』『よい経営環境をつくろう』という同友会３つの目的に共鳴し、知恵と情熱を注ぎ、同友会の灯を絶やすことなく私たちに渡してくれました。今日はこれからの時代を見据えるために、共に学んで参りましょう」とあいさつしました。

　記念講演は「激動の時代を乗り越える～高品質と新技術で人を生かす『克ち進む経営』～」と題し、中同協副会長、愛知同友会会長を務めるエイベックスの加藤明彦代表取締役会長が登壇しました。

　２代目として父の会社に入社し、社員との関係づくりに悩みながら、１９９３年に同友会に入会した加藤氏。そこで初めて社員との信頼関係の構築が、いかに企業経営に大切であるかに気付きます。ひたすら同友会で貪欲に学び、自社で実践することを繰り返し、経済環境や競合他社など外部要因に左右されない「克ち進む経営」を目指します。

　そして社員の成長こそ企業の発展と位置付け、社員の潜在能力が発揮される社風づくりに情熱を注ぎ、高精度小物切削、研削加工を極める企業として成長し続けています。

　終了後の「講師を囲む会」では、引き続き熱い議論が交わされました。加藤氏は「自らの努力・行動が、人としての成長。実践あるのみ」と語り、これからの経営者像を展望しました。