円滑な事業承継へ 札幌支部中央西地区会など11月例会
2019年01月15日
札幌支部中央西地区会、経営厚生労働委員会、後継者ゼミナール起望峰は11月14日、合同で11月例会を開催し、58人が参加しました。
「事業承継の目的ってなんだろう?」をテーマに、北海道フキの一関脩取締役会長と子息の一関修平代表取締役が親子対談。2012年の事業承継までを振り返り「事業を渡す側」「事業を受ける側」双方の視点から円滑な事業承継を考えました。
大学を卒業して入社した修平さんは「息子だから優遇されていると周りに思われないように、配属先の店舗では必ず売り上げが1番になるよう努力した。さらに、経営理念や事業計画のすり合わせでは経営計画書を会長とお互いに作って交換するなど、現在あるものをまずは引き継ぐことを大切にした」と振り返りました。
脩氏は「事業継承をお互いに明確にするために神前、墓前、家族や社員の前で宣言する儀式を行った」と話し、双方の決意が語られました。
「後継者の人物像」をテーマにしたグループ討論では、対談から「後継者は社長の責任を果たす心構えを受け継ぐ。時代に合わせて会社を変化させていくことが大切」などとの意見が出されました。