ZEROから未来へ前進/オホーツク道研に438名集う
2024年11月15日
原点に立ち返り自社と地域の発展を
北見工大と共催
9月28日、「ZERO~明日へ彼方へ~」をスローガンに、第39回全道経営者〝共育〟研究集会inオホーツク(オホーツク道研)が北見工業大学とホテル黒部を会場に開かれました。設営したオホーツク支部と北見工大は、包括連携実施覚書締結から20周年。それを機に同大学と初めて共催しました。16年ぶりに設営した同支部は1年にわたり実行委員会で準備を重ね、全道から438名が参加。熱く学び、交流を深める1日となりました。
開会挨拶した藤井幸一代表理事は「自社と地域を維持・発展させる覚悟を全道の仲間とともに確認しよう」と呼びかけ、北見工大の榮坂俊雄学長から「広大なオホーツク・北見市へようこそ」と、歓迎の挨拶がありました。
記念講演では、東京都墨田区の町工場・浜野製作所の浜野慶一代表取締役CEO(現・代表取締役会長)が「奇跡の復活を遂げた赤いジャンパーの職人集団」をテーマに講演。かつて量産品中心のモノづくりをしていた同社は火事で工場が全焼。会社存続の危機を社員と共に乗り越え、研究機関やモノづくり企業が絶えず相談に訪れる企業へと変革していきます。「覚悟を持ち経営に取り組む姿が見えた。もっと聞きたいほどだった」など、感動の声が寄せられました。
続く10の分科会では、社員教育や共同求人、経営指針や障がい者問題、会員企業の実践報告、さらに同大学の学びを体験できる道研ゼミや北見のハッカ産業を学ぶ移動分科会、世界自然遺産知床の保護と利用を考えるオンライン分科会など多様なテーマを設定。社員のやりがいと成長や理念経営の重要性、地域課題とビジネスの可能性に学びました。
懇親会では、カーリングチ―ム「ロコ・ソラーレ」とヴォーカルユニット「VOICE」のビデオメッセージが披露され、オホーツク支部会員の食材を生かした料理を楽しみました。
11月22日に開かれる全道青年部・後継者部会交流会in旭川のPRに続き、次回道研を設営するくしろ支部へ「道研タスキ」が渡され閉会となりました。第40回道研は、2025年9月26日に釧路で開かれます。