全道経営者“共育”研究集会inとかち 各分科会の感想
2018年11月15日
民間移民団が明治期に本格的に入植。災害や凶作にも負けずに開拓され、地域での連帯が強いといわれる十勝。今回の道研では、この十勝を舞台に地域内での共生や地域活性化、加えて、域外への挑戦の取り組みなどを学び合いました。とかち道研に参加された皆さんの感想を紹介します。(カッコ内は支部、県同友会名)
記念講演
◆すばらしいお話を聞かせていただきました。ビデオの中での「人で勝つ!」という言葉最高です。目標!目標!目標‼とかちの皆様ありがとうございました(西胆振)
◆岡本さんの話に感動した。1000億を超える会社とは思えぬ細かい基本的本物の話を聞かせていただきました(札幌)
◆旭川から来た価値がありました。聞いたことを自社に帰ってすぐ実行したいと思います。「早く」「速く」目標設定の実行‼(道北あさひかわ)
第1分科会
◆経営は人づくり、人が自ら成長する環境づくりが会社では大切ですね(しりべし・小樽)
◆とても良い報告&グループ討論でした。持ち帰ることが多く、すぐ実践につなげていきたいと思います(南空知)
◆コミュニケーションの大切さ、信じて任せると放任の違い、目標設定による意欲向上。挑戦しなければ失敗はない(とかち)
第2分科会
◆初めて全道行事に参加し、モチベーションの高い方々と真剣に勉強させていただきました。自社で実践していこうと思います(しりべし・小樽)
◆社員目線まで下がりコミュニケーションを取らなければ意思は伝わらないこと。自主性を引き出すため社員提案には許容範囲を広げること(函館)
◆たくさんの経営者の話を聞いて、常に何かを学び経営に生かし、先を考えて行動していることを感じました(札幌)
第3分科会
◆初めて道研に参加させていただき自分の小ささを痛感致しました。今後の仕事に生かし、学んでいきます(くしろ)
◆終り良ければ全て良しという言葉がありますが、分科会、懇親会、記念講演全てに大満足の大会でした(札幌)
◆他社の現状など聞くことができ勉強になりました(くしろ)
第4分科会
◆「共育」を語り合い、記念講演で実現へのステップをイメージできました。目標を持つ先輩の話は大変参考になりました(しりべし・小樽)
◆社員の幸せを願う気持ちに心を打たれました。自分も取り入れていかなければと大きな刺激をいただきました(とかち)
◆「共育」という考え方はまだまだ浸透していないということを実感。経営者が自ら変わらなければと改めて思いました(札幌)
第5分科会
◆“共育”研究集会に参加してきましたが、今回が一番良かった(札幌)
◆素晴らしいお話を聞けたことと、グループ討論もとても有意義な時間でした(札幌)
第6分科会
◆ディスカッションがとても良かったです。さまざまな業種の方の意見を聞けて、とても勉強になりました(とかち)
◆日本の農業の行く末が心配になりましたが、諦めないことを学びました(とかち)
第7分科会
◆参加できて本当に良かったです。同じ悩みを抱えている仲間とも出会えることができ、これから共に外国人の雇用を目指し前へ進めるかなと思いました(札幌)
◆報告テーマ、討論とテーマが分かりやすく、また参加目的と同一で論議がかみ合い、充実した内容となったのではないでしょうか(札幌)
◆いろいろな方たちの話や交流でそれぞれの考え方や、企業での取り組みなど学べて良かったです(札幌)
第8分科会
◆さまざまな業種で人材の確保・育成が課題であるということを改めて実感しました。教育・勉強の場づくりをこれから始めていこうと思いました(とかち)
◆経営理念の大切さなど特に勉強になりました(くしろ)
◆初めての座長~自分なりに達成感はありました。報告者や事務局の方々に感謝申し上げます(函館)
第9分科会
◆お客様へのブランド、業界へのブランド、同業者へのブランド等さまざまな考え方があることが分かった。いずれにしても信用こそブランド(オホーツク)
◆多角的にブランド戦略を学ぶことができました。大変良い経験となりました(とかち)
◆良い気付きをいただきました。目先の成果より5年・10年・未来の時流変化を学ぶ。それも自主的愚直にいくべきだと思いました(とかち)
第10分科会
◆大変素晴らしく感動しました。戦い抜いた精神力、パワー、スーパーポジティブな行動は勇気をいただきました。自分も頑張ります‼(しりべし・小樽)
◆経営者の生き様が経営を決めるのだと学びました。少しでも大川さんに近づけるように、心を素直に高めたいと思います。社員を愛すること、全てに感謝することも自分のものにしたいと思います(札幌)
第11分科会
◆十勝で愛され続ける企業の経営理念、社長の考え方を知れて大変参考になった(会外)
◆経営環境が厳しさを増す中、どこも健闘していることを知り励まされる気がした(とかち)
◆会社のビジョン・目標設定の重要性を改めて気付かされました(とかち)
◆大変勉強になりました。これから生き方に生かします(とかち)
第12分科会
◆農業や食物と関係ない業種が、十勝が元気になれば全体の産業が元気になるという意思・行動力、素晴らしい。オホーツクも頑張ります(オホーツク)
◆雪と温泉の活用、逆の発想。人口減少について。地域が元気にならないとやっていけない。共同化のシステム化。参加して良かった(しりべし・小樽)
◆地方創生はこういうことだと納得。他人事ではなく自分たちも行動に移す、熱く語れ、そして仲間が集まるby佐藤聰氏 最高です‼(札幌)
第13分科会
◆「事業のスタートは必然だった」というお話や、ミッションのお話をうかがい、仕事を進めていく意義を社員全員に浸透させることの大切さを感じました(とかち)
◆経営理念、ミッション等とても参考になりました。十勝ブランドをもっと広げていきたいです(とかち)
◆山忠さんのビジョン・ミッションにブレない行動!大変学びとなりました(とかち)
第14分科会
◆人も微生物も多様性を生かして、持っている力を発揮させる環境づくりが大切だと感じました(岩手)
◆十勝の自然環境を十分に生かした物づくりをしていることが語られ、釧路でもその視点でできることがたくさんあることを学ばせていただいた(くしろ)
◆競争社会ではなく協力社会を実践し、シュタイナー農法をベースにダイバーシティーが生み出したものは、世界一競争力のあるチーズ。これからの社会が必要としている取り組みであると実感しました(とかち)
第15分科会
◆平成28年の大災害にもめげず、今日に到っている過程を聞き感動したと同時に当社の商材波及に大変勉強になりました(くしろ)
◆「農業者から農業家へ」「家業から企業へ」の言葉とトップリーダーの経営姿勢からの学びがありました。社員を巻き込む力、実践と実行の大切さも改めて感じました(宮城)
◆地域の資源をあますことなく活用する循環型農業は、自他共栄の精神を表している活動だと感じた(会外)
第16分科会
◆石田めん羊牧場のみなさんの生き方に新鮮な感情を持ちました。心に残ります(南空知)
◆羊の可能性に魅力を感じました。広い北海道で大きく花開いてほしいと思います(函館)
◆岡本社長(オカモトグループ)のように道外にも発展してゆく人、石田社長(石田めん羊牧場)のように北海道に魅力を感じて移住する人。どちらも今後の道内企業を大きく展開していくには必要な存在だと思いました(札幌)
第17分科会
とかち農業の役割伝える 前田農産食品株式会社 前田茂雄氏
当社は1899年に初代金四郎が岡山から入植して以来、約120年にわたりこの十勝で歩んできました。現在では5品種の小麦を栽培しているほか、ポップコーンに用いるトウモロコシの栽培にも取り組み、2016年に国産初の電子レンジ専用ポップコーンを商品化しました。アメリカに乗りこんで栽培方法を学び、工場の機械も買いつけてきました。一農業者がこれから生き残っていくためには、誰もやらないことへの挑戦が必要です。
そのため、農業生産工程管理の国際認証であるグローバルGAPを道内の穀物生産者として初めて取得しました。
同認証の実践として、「前田農産の宝物日記」と名付けた生産記録を付けています。誰が、どこで、何の作業をしたのかをあえて手間のかかる手書きで残すことで、技術が伝承されるだけではなく、作業マニュアルが日々充実していくことになります。
北海道の中でも特に十勝は食材の宝庫です。しかし、地産地消や雇用に関して、まだ十分ではないと思っています。
とかち支部の経営指針研究会でこのことを考えると、生産者と消費者の顔がお互いに見える関係づくりが自社の役割だと再認識させられます。そしてその関係は、地域での交流から生まれます。かつて父が取り組んだ、トウモロコシ3万坪迷路を復活させていくなど、地域と積極的に関わることのできる企業を目指しています。
当社はこれからも、消費者と生産者がつながり、食卓に笑顔をつくるワクワク農業を目指して進んでいきます。
感想
◆苦労された点や特色を細かくお話しされていて共感できるところが多々ありました。異業種間の交流がとても勉強になりました(とかち)
◆何事にもチャレンジだと思います。勉強になりました。ありがとうございました(とかち)
◆見学先の農場ではGAPの効能をいろいろな所で見ることができた。帰ってまねしたい(南空知)
第18分科会
◆ワインづくり、ブランデーづくりの時間が掛かる子育ての様な大変さがよく分かりました(苫小牧)
◆ワインの奥の深さに、こだわりと勉強の一汗が現在の地位を築いたと、大変勉強になりました(札幌)
◆池田ワインを大切にされているのがよく分かりました。これからも池田のワインやブランデーが世界に広がることを願っています(苫小牧)
第19分科会
◆現社長は大手カメラメーカーの内定を蹴って入社したと聞いた。ロケットに人生をかけたということだろう。そのような「夢追い人」が多い企業はとてつもないことを成し遂げると実感した(西胆振)
◆経営にはロマンとポジティブさ。そして数段上からの視点が必要だと学びました(しりべし・小樽)
◆最先端の分野でありながら町工場的なところや、真の専門家ではない人たちが作っていることに力づけられました(札幌)