011-702-3411

営業時間:月~金 9:00~18:00

同友会は、中小企業の繁栄と、そこで働く全ての人の幸せを願い、地域社会の発展のために活動しています。

第72期同友会大学/熱い講義で学ぶ喜び実感

2024年10月15日

卒業生と講師・役員が晴れやかに記念撮影しました

         31名全員卒業 社会を変える担い手に


9月24日、第72期同友会大学卒業式が札幌市内で開かれ、道央圏や釧路、東神楽など各地から受講した25社31名全員が揃って卒業しました。全員卒業は2期連続。1981年1月開校以来の卒業生総数は、2766名となりました。

藤井幸一代表理事が開会挨拶し、福山恵太郎学長が式辞を述べ、講師の押谷一酪農学園大学名誉教授と福田直之札幌総合法律事務所弁護士が祝辞を述べました。額装された大きな卒業証書が福山学長から卒業生へ手渡されると、感慨もひとしお。総合平均は62・2点(歴代15位)で、1名に努力賞、2名に敢闘賞、13名に皆勤賞が授与されました。

 今期は1月19日より7カ月にわたり「経済と中小企業」「北海道論」「科学と人間」「現代と法」「経営戦略と企業づくり」「人間と教育」の6単元30講を学びました。毎週の講義は3時間。レポート5本(各2000文字以上)と卒業論文(4000文字以上)を提出し、出席率8割、受講態度を含めた総合平均50点以上が卒業要件。しかもテーマを〝考察〟して〝論ずる〟ことが課せられ、課題認識力、独創性、論理性、文章表現力が求められます。

 答辞に立った北海道勤労者医療協会の白幡拓弥さんは「熱い講義が新鮮で、学びの面白さと喜びを実感し、豊かな知識を身に着けることができた。職場や地域でこの学びを活かし発展させ、中小企業が率先して社会を変える担い手になるよう精進を重ねたい」と述べ、さらなる学びと成長への決意を述べました。前田昭二同友会大学同窓会長が活動を紹介し、安井清吉全道共育委員長が閉会挨拶しました。

 受講生アンケートでも「受講してから新聞を欠かさず読むようになり、記事も選好みせず読むようになった」(経済と中小企業)、「歴史の経緯や背景を読み取り、問題点や改善点を考察する事が重要と感じた」(北海道論)、「現代社会の諸問題を、各分野の専門的なすごい先生から学べた」(経営戦略と企業づくり)、「問題を生み出す状況そのものを変革して課題を解決する、その過程を支える『創造的学習』の重要性を学んだ」(人間と教育)との声も寄せられるなど、物事を科学的・創造的に探求する学びの場となりました。

 73期は来年1月の開講です。