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障がい者雇用で人を生かす経営を 支援センターくわ・猪股正寛主任/南空知支部

2024年10月15日

報告する猪股氏


9月6日、南空知支部9月例会が岩見沢市内で開かれ、31名が参加しました。今月の例会は、障がい者問題委員会(池添幸子委員長・ジューヴル社長)が担当。空知障がい者就業・生活支援センターくわ・主任就業支援員の猪股正寛氏を報告者に迎え「まずはこれだけ押さえよう!障がい者雇用はじめの一歩」をテーマに学びました。

 猪股氏は、道内12カ所、全国337カ所に設置され、障がい者の就業・生活面の一体的支援を行う「障害者就業・生活支援センター」の役割や、ハローワーク岩見沢管内における障がい者雇用の状況を説明。障がい者雇用で活用できるトライアル雇用・ジョブコーチ制度などの雇用制度や相談先、雇用納付金制度を丁寧に解説しました。そのうえで、障がい者雇用を進めるために各社のソフト・ハード面の体制整備が重要であり、特性に応じた職務の割り振りや合理的配慮の必要性を指摘。具体例を紹介しながら「最後は障がい者自身のモチベーションや生活の安定が重要であり、これらが障がい者雇用の成功に直結する」と結びました。

 グループ討論では、障がい者雇用についての各社の課題を意見交換。「障がい者雇用を通じて人を生かす経営の実践に取り組みたい」などの声が出されました。