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弟子屈の観光戦略学ぶ/くしろ支部7月例会

2024年08月15日

戦略を語る德永氏、渡辺氏、上村氏、榎本氏(左から)


くしろ支部は、7月10日に弟子屈町で支部7月例会を開催。「弟子屈町から学ぶ、観光・地域戦略」と題し、オンラインを含め60名が参加しました。

 第1部の講演では、弟子屈町の德永哲雄町長が、町が取り組んでいる経済施策や観光戦略について報告しました。

 德永町長は「農協の組合長の頃から、町内で採れた農産物を加工しブランド化したいと考えていた。蕎麦や和牛、今年はチーズ、ワインの工房もスタートし、町内の若手が中心となり取り組んでいる」と報告。2023年度の町政を振り返り「川湯の温泉街再生プロジェクトにはふるさと納税の資金を活用し、廃業した宿を町が一旦買い取って景観に配慮した対策を講じている」と説明し、観光地である川湯地区と中心市街地の再構築に向けた展望を語りました。

 第2部のパネルディスカッションでは德永町長に加え、摩周湖観光協会の渡辺隆幸会長と、弟子屈町商工会青年部有志が設立したテシカガタウンラボの上村剛志社長、さらに川湯ホテルプラザの榎本竜太郎社長が登壇しました。観光客への情報発信や、住民主体のまちづくりなどを討論。町外への観光戦略だけでなく、地域内の活性化とのバランスをどう戦略的に作るかを考える機会となりました。