若者に魅力ある会社へ 共同求人委員会学習会
2018年10月15日
兵庫同友会の定本氏が講演
採用は究極の営業活動をテーマに8月29日、共同求人委員会主催の学習会が札幌第一ホテルで開催され、札幌、帯広、南空知などから50人が参加しました。兵庫県同友会前共同求人委員長で、ダイレクト代表取締役の定本康敬氏が講演しました。
1992年創業の同社は、ゴルフ場に特化した運営サポートを行い「何でもやる」ことをモットーに18年間売り上げを伸ばし続けました。しかし、東日本大震災を機に減収に転じ、体調不良を訴える社員が続出。2年間で20人が退職していきました。
2013年に初めて新卒社員1人が入社。全社で勉強会を開く中で会社の問題が浮き彫りになり、一つ一つ改善していくことで社風が良くなりました。新卒採用は事業計画と同じように3年後、5年後、10年後の人事戦略が必要です。共同求人活動に参加して5年たつと、「正社員の半分が新卒採用社員になり、会社ががらりと変わる」ことを実感しました。コミュニケーションに力を入れ、辞めない社風づくりを目指しています。
参加者からは、新卒採用で会社の社風をつくれることを実感した、という感想が多数寄せられました。
新卒採用難の今こそ、経営者が率先して共同求人活動の意義を理解し、若者にとって魅力ある会社づくりを進めることの大切さを学びました。