北見から地球の健康見つめる/しりべし・小樽支部山麓地区会
2024年07月15日
環境大善 窪之内誠社長が講演
しりべし・小樽支部山麓地区会は5月23日、第17回定時総会を倶知安町で開催し、31名が参加しました。「北見から地球の健康を見つめる~循環型社会と産学官連携~」をテーマに、環境大善の窪之内誠社長(オホーツク支部)が記念講演しました。
同社の消臭液「きえ~る」は、牛の尿の悪臭など、農業を取り巻く地域課題を背景に開発。酪農家から買い取った牛のし尿を、独自の発酵技術で天然成分100%のバイオ消臭液として製品化しました。
サーキュラーエコノミー(循環型社会)とアップサイクルを組み合わせた同社のビジネスモデルは「アップサイクル型循環型システム」と呼ばれるなど、付加価値の高い製品づくりを進めています。
窪之内社長は「ベンチャー企業としてイノベーションを起こし、独自の技術・モデルを運用していくためにはデザイン経営と研究開発が必要」と語り、商品のブランディングやコミュニケーション戦略を重視し、企業ビジョンを視覚的に表現することで、消費者への訴求力を高めています。
また、社会実装を目指した北見工業大学との共同研究講座の開設など、産学官連携を推進しています。さらに海外へ商品輸出を開始するなどグローバルな展開も視野に入れ、新たな展開を目指しています。