研究機関と企業のマッチングイベント 札幌で開催
2018年10月15日
29社が自社技術PR
大学などの研究機関と企業を結び付けるマッチングイベント「Matching HUB Sapporo 2018」が9月20日、札幌パークホテルで開催されました。
同イベントは、石川県の北陸先端科学技術大学院大学が、北陸地域における新産業創出と人材育成を目的に開催してきたものですが、小樽商科大学が中心となって北海道での開催を企画。2017年に小樽市で本道での第1回を開催し、今回は札幌での開催となりました。開催にあたっては、北海道同友会も後援しました。
基調講演として、サバ専門飲食店の経営を契機に、IoTやドローンを駆使した養殖「クラウド漁業」を興した、右田孝宣氏(クラウド漁業代表取締役)が登壇。
養殖業の最大の課題は高い餌代であるとした上で、ITによる効率化、今まで商品になっていなかった魚を餌に加工することによる餌代の削減、さらに一般消費者がインターネットを通じて養殖に投資する仕組み、水揚げした魚を自社の飲食店で提供するなど、生産から消費までを見据えた戦略を語りました。
その後のブース展示では、34の研究機関が出展。また道内外の29社も出展し、自社の技術をPRするとともに、研究機関との交流も進みました。