北洋銀の事業性評価融資について学ぶ(札幌支部政策委員会)
2018年10月15日
札幌支部政策委員会は9月5日、「事業性評価に基づく融資について」をテーマに、北洋銀行融資第一部の武田正敬管理役を講師に招き、学習会を開きました。
同行では、道内の人口動向や金融行政の変化などを踏まえ、2016年に事業性評価グループを設置し、事業性評価に着手。財務内容のみならず、顧客の事業内容や成長性、将来性を適切に評価することを目的としています。
具体的には、顧客を取り巻く内外の環境分析やクロスSWOT分析を通して、経営課題を抽出。顧客との対話により事業の方向性を共有し、事業承継、販路・仕入れ先開拓など、外部機関の支援も得ながら、経営課題の解決を目指しています。
従来の資産査定中心の健全性評価を見直し、事業性評価に基づき、担保や保証に必要以上に依存しない融資を促進しようというもの。出席した委員からは「ビジネスマッチングなど、金融機関の機能をいかした取り組みにも期待したい」という声が出され、経営課題を総合的に支援する金融機関の新たな役割を学ぶ機会となりました。