【新年度戦略】人と地域を麺でつなぐ/製造・ツムラ(北見市)
2024年03月15日
当社は香川県から北見市へ移住した曽祖父が1949年に創業し、今年で創業75年を迎えます。
製麺業を主力事業として、北海道・オホーツク産の小麦を使用した、ひやむぎやうどん、そば、ラーメンなどの麺類を製造・販売しています。
現在、看板商品として提供しているのが「生ひやむぎ」です。創業間もない時期に販売していたひやむぎは、他の麺に押され一度は製造を終了しましたが、創業の原点に立ち返り、乾麺とは違う生ひやむぎの良さを伝えたいという思いから試作を重ねて、2009年に製造を復活させました。
19年に工場併設でオープンしたコミュニティスペース「TUMUGU Labo」では、生ひやむぎなどの食事提供のほか、生そば、生パスタ、ラーメンなど出来立ての麺を直売しています。お客様に直接顔を合わせることで直接声を聞くことが出来、働く従業員のモチベーション向上にもつながっています。
かつては市内で数社あった製麺会社も、時代の流れとともに減っていき、当社が北見で唯一の製麺会社となってしまいました。北見市内の製麵業におけるインフラとしての役割を果たすことは、当社の使命だと思います。
オホーツクは出張需要の多い地域で、ビジネス客や観光客、地域住民などに当社製造の商品を味わっていただくことや、地元の情報発信拠点になることを目指しています。
お客様の笑顔と生産者の想いをつなぐ橋渡し役として、オホーツクに来るきっかけ、情報発信の場となれるように、これからも人と地域を麺でつないでいきたいと思います。