多様な人材が活躍できる職場環境づくり目指して/苫小牧支部
2024年02月15日
「LGBTQと中小企業」テーマに
苫小牧支部は12月5日、「LGBTQと中小企業~多様な人材が活躍できる職場環境を目指して~」をテーマに12月例会を開催、71名が参加しました。
苫小牧市総合政策部協働・男女平等参画室の竹中奈緒主査が、LGBTQ(性的マイノリティ)やSOGI(性的指向と性自認)の基礎知識や同市の現状と取り組みを説明。一方か双方が性的マイノリティでも、法律婚に準じた行政サービスを受けられる「苫小牧市パートナーシップ制度」を2023年1月に導入し、すでに7組が利用しているといいます。そして、今後も小中学校への出前授業や当事者との交流会などを行い、同市として来年には「PRIDE(プライド)指標」の取得を目指していることを報告しました。
続いてセブンハイ桑木昭嗣社長が、当事者であることを打ち明ける難しさや隠し続ける不安など、性的マイノリティにより直面する苦悩を赤裸々に語り、「異性愛者と同様の税金・社会保険料を納めているにも関わらず、賃貸住宅の契約や医療・介護では同じ行政サービスを受けられないケースも多い」と、当事者を取り巻く厳しい社会環境について報告。そして「まずは経営者が理解し行動することで会社全体の意識改革を進め、差別や偏見のない地域づくりを」と呼び掛けました。