合理性ある就業規則を 札幌支部経営厚生労働委がセミナー
2018年09月14日
札幌支部経営厚生労働委員会は8月22日、札幌市教育文化会館で就業規則セミナーを開催し、92人が参加しました。
今回のテーマは「トラブル事例から学ぶ!就業規則」。就業規則の賃金の項目に焦点を当て、山田敬純法律事務所の山田敬純弁護士、人事労務コンサルタントの伊藤雅之代表の2人が講演しました。
山田氏は、賃金を巡る労使間トラブルの事例を挙げ「労使双方の立場に配慮した合理性のある就業規則を設け、それを従業員へしっかりと周知することが労使間紛争を予防する」と語りました。
伊藤氏は賃金規定の作成について講演。仕事の価値を数値化した「職務基準書」を紹介し、職務内容の明確化による賃金決定の重要性を強調しました。
最後に伊藤氏は「法律が改定するたびに賃金規定をすぐに見直し、できる限り早く対応することが重要」と力強く語りました。