デザイン経営で競争力強化/道北あさひかわ支部女性部・野花の会
2023年10月15日
道北あさひかわ支部女性部・野花の会は8月22日、旭川信用金庫の原田直彦会長を講師に迎え、「デザイン経営を考える」をテーマにオープン例会を開催しました。
原田氏は「デザイン経営とは、デザインを企業価値向上のための重要な経営資源として活用する経営であり、その効果はブランド力とイノベーション力向上による企業競争力強化にある」と指摘。さらに「まちづくりでも、デザインの3つの力(感動を与え、社会にムーブメントを起こし、人を幸せにする力)を活用し、社会課題発見と解決を通してモノゴトを創造することで、持続可能なまちづくりに役立つ」と提起しました。
同金庫ではこの視点を企業経営に生かそうと、自社や事業の存在意義を明確にし、長期的な視点で経営戦略をまとめるPDCAツール「経営デザインシート」の普及・定着に力を入れており、顧客との意思疎通や関係強化にも役立っているといいます。
グループ討論では、デザイン経営に取り組む体験や、自社や業界のデザイン経営のイメージを活発に議論。「難解なテーマと思っていたが『これまで』を把握し、長期的な視点で『これから』を展望することで、何をなすべきかを考える重要性がわかった」との感想も寄せられました。