生徒の探求活動応援して/とかち支部足寄地区会
2023年10月15日
とかち支部足寄地区会(沼田正俊会長、15社)は9月8日、9月地区例会を開催。北海道足寄高等学校の渋谷圭校長が「足高の今、そして未来を考える!」をテーマに講演しました。
1949年開校の同校は、現在全日制普通科2学級。長年地域に根差した中等教育に取り組んでおり、松山千春氏など各界の著名人も卒業しています。
渋谷校長は「競争や序列から個別最適へと、国も『人育て』のアップデートを強調している」と教育現場の変化を語った上で「生徒一人ひとりが持っている『問い』を教師が引き出すことが求められている。学校は生徒が可能性を発揮できる環境を整えることが重要」としました。そして、同校が取り組んできた課題探究の授業について触れ、「生徒が地域の経済活動を理解することなしに卒業していくのは、その地域にとって大きな損失だ。皆さんには、足寄高校の探究活動の応援団になって頂きたい。今は郡部小規模校のチャンス」と語りました。
当日は帯広など各地からも参加があり、講演後は「他地域からの夏季スポーツ合宿受け入れなどで交流を促進し活性化をはかれないか」「町を一度離れても、ふるさとに戻って来られるような地域づくりが必要」など、活発な意見が交わされました。