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自然エネから産業創出を/渡島西部地域8月例会

2023年10月15日

将来のまちづくりを展望しました

 

 函館支部は831日、渡島西部地域8月例会を松前町で開催。「エネルギーを生かしたまちづくり」をテーマに、サンライトの小林裕司社長が「自然エネルギーと地域活性」と題し報告。同町では8カ月ぶりの開催となり、地元の会員や函館支部役員ら12名が参加しました。

 

 同社は2012年、北斗市に太陽光パネルによる発電施設を開所。木古内町では太陽光発電を使い、レタスなどの野菜の水耕栽培に取り組んでいます。小林氏は「地方都市の衰退が進む中で、自然エネルギーを活用した産業の創出が必要。気候変動の影響を受けやすい一次産業は、大量に消費する電力を太陽光や風力といった自然エネルギーで賄うことで、施設栽培や養殖に活用出来る。安定的な生産体制の確立で持続可能な産業に発展させることが可能ではないか」と訴えました。

 

 日本海と津軽海峡に面する松前町は風力発電が盛んで、大小合わせ90基以上の風車が稼働。洋上風力発電の事業構想も持ち上がる中、町内では再生可能エネルギーへの関心が高まっています。

 

 参加者からは「自然エネルギーに希望を感じた」との感想もあり、松前町で進む風力発電事業と地域の可能性を展望し、活発に意見交換しました。