「永遠に終わらない会社」目指す/しりべし・小樽支部山麓地区会
2023年06月15日
八海醸造の南雲社長が講演
しりべし・小樽支部山麓地区会は、4月例会を4月27日に開催しました。清酒八海山で知られる新潟県の八海醸造の南雲二郎社長が、同社グループ会社でウイスキーやジンを製造する「ニセコ蒸溜所」内で講演。後志での戦略と展望について話題提供し、20名が出席しました。
昨年創業100周年を迎えた同社。南雲社長は、「会社として一番大事にしてきたビジョンは、永遠に終わらない会社。品質向上を追求し、継続する会社を目指してきた」と語りました。
日本酒市場の縮小で業界に不安を感じていた南雲社長は、2019年にニセコ町で洋酒製造を始めます。「上質な水に恵まれたニセコ町は、一年を通して暑すぎず、寒すぎない気候で、端麗でバランスの取れたジャパニーズウイスキーの製造にとても適している」と話します。東日本大震災時には原発事故で新潟から中国への輸出が出来なくなったことを振り返り、ニセコから海外への輸出の可能性にも触れました。
最後に南雲社長は「将来の可能性を拡げるために新規事業に挑んでいる。将来誰も真似できない事業にこそ価値がある」とまとめました。
その後の懇親会では、八海グループのお酒を堪能し、例会を振り返りました。