【我が社の自慢 67】ながかみ(江別市)
2023年06月15日
創業の想いを繋ぐ法被と本
我が社の自慢は、創業者の手記をもとに編纂された江別叢書と、当時従業員が着ていた法被です。
当社は1933年、祖母の永上シナヲが高校卒業後に酒・食品・雑貨店を始めたことをきっかけに、結婚を経て個人商店「丸三永上商店」を創業。第二次世界大戦の戦時統制でお店を閉めることになりましたが、53年に新たに法人登記し、再出発しました。写真の法被はその時の初売り等で従業員が身に付けていたものです。江別叢書「江別に生きる7『母たちの風景』」には、創業者シナヲの想いと会社の歴史が詰まっています。
法被を見ると会社の歴史を思い返し、再出発した頃の覚悟を感じます。叢書を読み返す度に、様々な経験を乗り越えた経営者としての姿勢や覚悟に引き込まれ、身が引き締まる思いになります。
当社の行動指針に「信用第一」という言葉があります。シナヲは信頼していた人に裏切られる等、大変な経験をしたそうですが、最終的に支えてくれたのも「人」だったといいます。社名や業務内容は変わりましたが、その歴史から当社はこの言葉を掲げ、関わる人が笑顔で心豊かに生活できるよう、さらなる発展を目指していきます。