社会貢献を基礎に企業発展/道北あさひかわ支部
2023年05月15日
道北あさひかわ支部 3月例会
北海道健誠社 瀧野雅一社長
道北あさひかわ支部は3月24日、障がい者就労委員会の主催で3月支部例会を開催しました。北海道健誠社の瀧野雅一社長が「社会貢献こそ企業発展の鍵~クリーニング屋さんがなぜカフェを始めるのか~」をテーマに講演。会場、オンライン合わせて60名が参加しました。
経営方針に「『社会貢献』と『利益追求』は矛盾しない」ことを掲げ、福祉・環境・ダイバーシティを重点に経営してきた同社。人材育成と地域課題の解決をその原動力に、障がい者雇用率33・7%、バイオマスボイラーの設置、女性役職者比率25%を達成し、近年はパン屋やカフェ、幼稚園など異業種にも積極的に進出しています。瀧野氏は「社会の困りごとを捉え、それをニーズとして事業展開してきた結果」と語ります。
また、「従業員に対して働いてくれていることに感謝し、一人ひとりの強みと弱みを把握しそれを活かせる環境を作るのがリーダーの役目。それには障がいの有無は関係ない」と述べ、従業員の強みを引き出すマネジメントの必要性と障がい者雇用の可能性を参加者に報告しました。
講演後は、来場参加者とオンライン参加者に分かれグループ討論。障がい者雇用、人材育成、地域貢献について活発な議論を交わしました。