後継者の覚悟固める／とかち支部経営指針研究会

2023年04月15日

第11期経営指針研究生10名報告

　3月23日、帯広市内で第11期とかち支部経営指針研究会総括報告会が開かれ、81名が参加しました。

　今期は13名が受講し、3グループに分かれて1年かけて全14講を学び、11名が修了しました。コロナ下でも互いの本音を引き出せる議論を心掛け、各社の会議室を会場にした他、3年ぶりに一泊研修会も開催して学び合いました。

　報告会では、自社の未来を展望しながらようやく成文化した経営指針を、10名が報告。参加者からは、売上増の根拠や同業他社との差別化など、鋭い質問が飛びました。

　修了生は「経営指針成文化で自社の役割が明確になり、社員の働きがいや誇りを考える機会になった。後継者としての覚悟を固めることもできた」「理念を文章にすると縛られる気がしてこれまで成文化を避けてきたが、従業員が増えるにつれ、成文化した理念をもとに方針を指し示すことの大切さに気付いた」等、研究会での学びと手応え、そして今後の決意を語りました。

　今期は承継間もない後継社長や、承継予定の受講生が大半となりました。前社長や現社長も修了生の報告に聞き入り、エールと労いのスピーチに会場は温かいムードに包まれました。1年の総仕上げと実践に向けてのスタートを切る報告会となりました。