働く全員が豊かな生活を/札幌支部農業経営部会
2023年04月15日
第3期農場指針研究生5名が発表
札幌支部農業経営部会は2月27日、第3期農場指針研究会報告会を2月例会として開催し、27名が参加しました。第3期修了生5名が、作成した農場指針を報告しました。
かねこ農園の金子昌平代表は、「今までは生活のために、利益をいかに上げるのかをひたすら考えていたが、農場指針研究会参加を機に、栽培している作物は経営方針に合っているのか等根本から考えるようになった」と語り、農場指針完成前との自身の心境の変化を語りました。
髙野農場の髙野代表は、「実家は水稲農家だったが、やり方次第でもっと豊かになるはずと思っていた。今は農場で働く全員が豊かに生活するため、周囲に感謝しながら、作り上げた農場理念と共に切磋琢磨している」と述べました。
農場指針発表後、山田誉サポーター長(山田農園代表)が、「自信を持って発表していた姿が心強かった。先行き不透明な農業情勢だが、作り上げた農業指針を基に直面する課題を自分で考え実践し、解決を目指してほしい」と述べました。
参加者からは「それぞれの強い思いが込められた発表に込み上げるものがあった」などの感想が寄せられ、農業経営者にとっての貴重な学びの機会となりました。