【新年度経営戦略】商品開発・新市場開拓に挑戦/小樽海洋水産(小樽市)
2023年03月15日
当社は小樽市内で海産物、魚介類、水産加工品を製造・販売しています。
小樽市以外の地域に販路を拡大するため15年前に自社ECサイトを開設し、新鮮な海鮮・海産物をネット販売してきました。オリジナル商品の1人用冷凍海鮮鍋「小樽の小鍋」は、年間30万個を売るヒット商品となりました。
冷凍海鮮鍋に続く次の一手として、SNS映えを意識した冷凍の「すしケーキ」を年内に発売する予定です。昔から冷凍寿司を作るのが夢で、国から6000万円の補助を受け、昨年夏に本社敷地内に総工費約1億円で工場を新設しました。味や鮮度をできるだけ保つために、上下左右様々な方向から冷気を当てる最新の急速冷凍装置「3Dフリーザー」も導入しました。
この「すしケーキ」は、シャリをケーキのスポンジ部分に見立て、エビやサーモン、いくらなどをトッピングし、ショートケーキやカップケーキのような見た目で、冷凍のまま販売します。外食を控え、自宅での食事機会が増えるのを見込み、誕生会などのパーティー需要や、SNS投稿を目的とした購入層にも期待しています。販路はふるさと納税やカタログ販売、ネット販売を想定し、2023年秋以降の販売開始を目指しています。
当社では海外展開を視野に入れ、シンガポールや香港への販路開拓を進めてきました。人気が高い北海道の海産物や小樽の寿司を、海外でも気軽に食べられるようにしていきたいと思います。
今後も商品開発に注力し、スタートアップ商品の開発や新市場開拓に挑戦していきます。