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小樽市が条例制定 中小企業振興の輪広がる 道内制定は35市町村に

2018年08月15日

 小樽市中小企業振興基本条例が、7月2日の小樽市議会第2回定例会で採択され、同3日から施行されました。しりべし・小樽支部エリアでの条例制定は2012年の倶知安町に次いで2番目。後志管内では真狩村と島牧村で小規模企業振興基本条例が制定されています。これで道内の条例制定市町村は35自治体となりました。

 

 しりべし・小樽支部では、07年から政策委員会を中心に条例制定を目指した研修会を定期的に開催し、地域の歴史や産業構造を学んできました。

 

 13年には新たに条例制定プロジェクト会議を設けて市議会議員や小樽商工会議所への呼び掛け、16年3月31日には、小樽商議所と連名で市長に条例の早期制定を求める要望書を提出しました。

 

 小樽市では条例制定に向け、17年8月23日に有識者や地元経済団体、中小企業関係者、市民など18人で構成する、小樽市中小企業振興基本条例検討委員会を設置。以来、計7回の会議を開催し、中小企業振興施策などの諸課題について協議を重ねてきました。

 

今後は「小樽市中小企業振興会議」が発足し、条例の具体的な施策づくりを進める予定です。上参郷光祐支部長は「“しりべし”に条例の制定と活用を広げ、自社と地域の強化を進めたい」と意気込みを語っています。